IMEI(端末の識別番号)
IMEI(International Mobile Equipment Identity)は、スマートフォン固有の識別番号です。15桁で端末に書き込まれており、SIMカードとは関係ありません。*#06#に発信すると表示されます。デュアルSIMのスマートフォンにはスロットごとに1つずつ、計2つのIMEIがあります。ネットワーク上で端末を識別するもので、特に盗難端末のブロック(ブラックリスト)に使われます。
旅行でEIDが重要になる理由
eSIM事業者や通信会社が端末のeSIM対応状況を確認するのに使うのがIMEIです。同じ機種でも、地域によってeSIM対応版と非対応版があり、それを証明できるのはIMEIだけです。また、一部の国(トルコなど)では長期滞在者のスマートフォンのIMEIを登録させ、一定期間を超えると税金がかかります。
海外でスマートフォンを盗まれたとき、ネットワーク上で端末をブロックしてもらうために警察と通信会社に伝えるのがIMEIです。出発前に控えておきましょう。スマートフォンがなくなってからでは*#06#に発信できません。
よくある誤解
「SIMカードやeSIMを変えるとIMEIも変わる」
変わりません。IMEIが識別するのは回線ではなくスマートフォンです。eSIMを10個インストールしても、IMEIは同じままです。変わるのはICCID(プロファイル)と電話番号です。EID=eSIMチップ、IMEI=端末、ICCID=プラン、と3つセットで覚えておきましょう。
実際には:端末ごとの違い
iPhoneの場合
- *#06#に発信すると、IMEI(または2つのIMEI)がすぐに表示されます。
- または「設定」、「一般」、「情報」と進むと、IMEIが表示され、そのすぐ隣にEIDがあります。
- 購入時の箱や請求書にも記載されています。
Androidの場合
- *#06#に発信すると、デュアルSIMの機種ではIMEI 1とIMEI 2が表示されます。
- または「設定」、「デバイス情報」(端末情報)、「ステータス」の項目で確認できます。
- Samsung、Google、Xiaomiでは、eSIM対応のスマートフォンなら同じ場所にEIDも表示されます。
IMEI、EID、ICCID:それぞれ何を識別するか
| 識別番号 | 識別する対象 | 形式 | 変わるタイミング |
|---|---|---|---|
| IMEI | スマートフォン | 15桁 | 変わらない |
| EID | eSIMチップ(eUICC) | 32桁 | 変わらない |
| ICCID | SIM/eSIMのプロファイル(プラン) | 19〜20桁 | 新しいSIMやeSIMごと |
比較するときに変わること
eSIM事業者が購入前にIMEIで対応状況を確認できるなら、利用しましょう。最も確実な確認方法です。特に中古で購入した端末やヨーロッパ以外で購入した端末は、同じ機種名でもSIMロックがかかっていたり、eSIMに対応していなかったりすることがあります。
渡航先ごとにeSIMプランを比較ネズミのアドバイス: 旅行のたびに、パスポート番号と一緒にIMEI(とEID)をメモしておきましょう。普段は使わない3つの番号ですが、本当に必要になる日が来ます。
関連項目
よくある質問
IMEIを他人に教えても危険はありませんか?
リスクは限定的です。IMEIだけでは回線にもデータにもアクセスできません。通信会社、eSIM事業者、警察、保険会社など正当な相手には伝えて問題ありませんが、盗難端末の偽装に悪用されるおそれがあるため、ネット上に公開するのは避けましょう。
スマートフォンにIMEIが2つあるのはなぜですか?
2回線(デュアルSIM)に対応しているためです。物理SIMでもeSIMでも、スロットごとに固有のIMEIがあります。どちらも*#06#で表示できます。eSIMの対応確認では、特に指示がなければIMEI 1を伝えてください。
IMEIは変更できますか?
できません。しかも多くの国で違法です。IMEIの変更は主に盗難端末の転売に使われます。「IMEIを書き換えた」端末を売っている中古販売者とは、取引しないようにしましょう。