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eSIMrat

MSISDN(電話番号)

技術的な上級編

2026年8月19日更新

執筆:Rony

MSISDN(Mobile Station International Subscriber Directory Number)は、携帯電話番号の技術的な呼び名で、相手が発信するときに使う国際形式の番号です。通信会社が割り当てる回線の公開識別番号で、一般の人が扱うことのない内部識別番号(IMSI)や媒体の識別番号(ICCID)とは異なります。

旅行でEIDが重要になる理由

旅行用eSIMの多くはデータ通信専用で、使えるMSISDNがありません。番号がなければ、その回線で通常の通話もSMSもできません。連絡が取れるよう国内回線を並行して有効にしておくのはそのためです。WhatsAppは、有効なSIMではなくアカウントに紐づいているため、引き続き使えます。

設定画面に「番号」が表示されるeSIMもありますが、多くはネットワークが割り当てた技術的な識別番号で、着信には使えません。誰にも教えないでください。その番号にかけてもつながりません。

よくある誤解

「eSIMに番号がないと、海外でWhatsAppが使えなくなる」

そんなことはありません。WhatsAppはアカウントに紐づいており、国内の番号で一度認証すれば、あとはデータ通信専用eSIMを含むどんな接続でも使えます。旅行中に国内のSIMをオフにしていても、WhatsAppの番号は変わりません。

比較するときに変わること

MSISDNはシンプルな判断基準になります。現地の番号が必要か(まれなケース:電話での予約、国内番号を求める現地アプリ)、不要か。95%のケースでは不要で、より安いデータ通信専用eSIMで十分です。eSIMratの比較では、電話番号付きのプランがあれば明記しています。

渡航先ごとにeSIMプランを比較

ネズミのアドバイス: 現地の手続きで国内番号を求められた場合(配達、現地のタクシーアプリなど)は、まずそのアプリが国番号付きで自国の番号を受け付けるか確認しましょう。思っている以上に受け付けてもらえることが多く、無駄に番号を買わずに済みます。

関連項目

よくある質問

旅行用eSIMに番号がないのはなぜですか?

番号の運用にはコスト(相互接続、規制対応)がかかり、旅行用eSIMはデータ通信を目的としているからです。音声通話とSMSをなくすことで、はるかに安いプランが実現します。通話はWhatsAppやFaceTimeで行い、SMSはいつもの回線に届きます。

MSISDN、IMSI、ICCID:どう区別すればよいですか?

同じ回線の3つの層です。MSISDNは公開されている番号(発信先)、IMSIはネットワーク内部での加入者の識別情報、ICCIDは媒体(カードまたはeSIMプロファイル)のシリアル番号です。人に教えるのはMSISDNだけで、技術サポートから求められるのはICCIDです。

eSIMに切り替えても電話番号はそのまま使えますか?

使えます。通信会社で物理SIMをeSIMに切り替えても、番号は変わりません。同じ回線が別の媒体に移るだけです。旅行中も、デュアルSIMのおかげでいつもの回線(とその番号)と旅行用eSIMを併用できます。