バーチャルSIM
バーチャルSIMという言葉は、多くの場合eSIMを指します。スマートフォンに内蔵された、物理的なカードのないSIMで、オンラインで数分でプランをインストールできます。ただし同じ言葉が、アプリで提供される仮想電話番号を指すこともあり、こちらはSIMカードではまったくありません。ひとつの名前に大きく異なる2つの商品があることが、多くの混乱の原因になっています。
旅行でEIDが重要になる理由
海外でデータ通信をしたいなら、必要なのはeSIMです。現地の実際のモバイルネットワークに、専用のデータプランで接続します。eSIMratが比較しているのはこちらです。
現地の番号で通話やSMSを使いたい場合(個人売買の広告や予約など)に必要なのは、アプリの仮想電話番号です。インターネット経由で動くため、当然ながら通信環境が必要で、たいていはeSIMがその役割を担います。両者は補い合う関係で、どちらかがもう一方の代わりになるわけではありません。
よくある誤解
「バーチャルSIMがあれば、SIMカードも電話番号も不要になる」
eSIMに主回線を載せることはできます(通信会社が切り替えに対応しています)。しかし旅行用eSIMは回線に「追加」するもので、番号もSIMもそのままに、現地のデータ通信だけを提供します。また、アプリの仮想電話番号が携帯回線の代わりになることはありません。銀行は認証SMSの送り先として、こうした番号をほぼ必ず受け付けません。
eSIMと仮想電話番号、必要なのはどちら?
| 項目 | eSIM(バーチャルSIM) | アプリの仮想電話番号 |
|---|---|---|
| 概要 | 物理カードをなくした本物のSIMカード | SIMカードのないソフトウェア上の番号 |
| ネットワーク | 現地のモバイルネットワーク(4G/5G) | インターネットのみ |
| 旅行での用途 | 現地料金でのデータ通信 | 現地番号での通話・SMSの受信 |
| 銀行のSMS | 有効にしたままのいつもの回線で受信 | 銀行に拒否されることが多い |
比較するときに変わること
「バーチャルSIM」をうたう商品は、実際に何を売っているのかを確認しましょう。eSIMのデータプラン(1GBあたりの料金で比較)なのか、仮想電話番号(月額料金で比較)なのか。混同すると、データプランと通話サービスの月額契約を比べることになってしまいます。
渡航先ごとにeSIMプランを比較ネズミのアドバイス: 海外で銀行のSMSを受け取るための「自国の番号付きバーチャルSIM」を売るアプリには注意しましょう。多くの銀行はこうした番号をブロックしています。デュアルSIMでいつもの回線を使えば、無料で確実に受け取れます。
関連項目
よくある質問
バーチャルSIMとeSIMは同じものですか?
日常的な意味では同じです。「バーチャルSIM」はeSIMの一般向けの呼び名です。技術的には、eSIMはスマートフォンにはんだ付けされた物理的なチップ(eUICC)で、そこにプロファイルをダウンロードします。「バーチャル」はプラスチックのカードがないことを表しており、ハードウェアがないわけではありません。
バーチャルSIMはどうやって入手しますか?
旅行用のプランなら、eSIM事業者を選んで渡航先のプランを購入し、届いたQRコードを読み取れば5分でインストールできます。主回線の場合は、通信会社のアプリから物理SIMをeSIMに切り替えられます。
自分のスマートフォンはバーチャルSIMに対応していますか?
*#06#にダイヤルしてEIDが表示されれば、eSIMに対応しています。おおまかには、iPhone XS以降、Samsung Galaxy S20以降、Google Pixel 3以降、そして最近のミドルレンジ・ハイエンド機の大半が対応しています。